TEL電子キット 谷岡電子(有)
  Tanioka Electronics Company Co.,Ltd.

Cds光センサーと8ビットマイコンを使って電灯を点滅
自動点滅器(EEセンサー)モジュール 品番ILS-0319

自動点滅器モジュール ILS-0319
  概要
 

 本キットは、CdSセル(1MΩ)とマイクロチップ社、8ビットマイコンPIC16F1826を使用した自動点滅器(EEセンサ―)モジュールで、周囲が暗くなれば外灯(街灯)を自動点灯(点滅)します。
 CdSは光の強さに応じて電気抵抗が変化する特性を利用したセンサ―で、EE(Electric Eye)センサ―とも呼ばれています。光の感度調整は半固定抵抗で行い、出力は電磁リレーで、最大1A/100VACのLED電球等をON/OFFできます。明暗の変化時に点滅の繰り返しを避けるために、プログラムでヒステリシスを持たせてあります。サンプリング測定間隔(32mS, 1S, 4S, 16S)は用途に合わせてスイッチで選びます。サンプリング測定間隔は緑色LED、出力は赤色LEDで表示されます。
 本キットの基板モジュールは完成品、検査済みですが、ケース、電源などは別売です。電源は、5V/200mA以上のもの、例えば5VスイッチングACアダプター又は弊社三端子電源キットJPS-0161+5Vなどを使います。電池は本器の消費電流が大きいので使えません。

    主な規格
  1. 電源電圧/電流:   5.0V(推奨)/ 200mA以上
  2. 電磁リレー出力:1回路1接点、最大接点容量 1A/125VAC, 2A/30VDC  
  3. サンプリング測定間隔:0.032秒,1秒,4秒,16秒
  4. 明暗感度:半固定抵抗器で調整

自動点滅器モジュール ILS-0319
使い方

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自動点滅器モジュール ILS-0319 組み立てた例です。5V電源に5VスイッチイングACアダプターを使っています。6.3Vの豆電球を点滅させる例です。

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6.3Vの豆電球を点滅させる例です。暗くなって豆電球が点灯しています。ケース、電球、5VスイッチイングACアダプター(秋月電子で入手できます)などはキットに入っていません。

人の動きを捉える人感モーションセンサ―
焦電赤外線センサーモジュール 品番PIS-0321

焦電赤外線センサー PIS-0321
  概要
 

 本キットは、焦電赤外線センサーD205Bとマイクロチップ社、8ビットマイコンPIC16F1708を使用した人感センサーモジュールで、人の動きを捉えて出力の電磁リレーをON/OFF します。
焦電赤外線センサーは、セラミックの焦電特性を利用したセンサーで人体などから出ている赤外線の量の変化を鋭くキャッチします。人の動きを捉えることからモーションセンサーとも呼ばれています。自動ドア、来客報知器、防犯警報器、照明器具などの応用が考えられます。
 出力は接点容量最大1A/100Vの1回路1接点の電磁リレー、最大検知距離は3〜5m(設置の仕方による)、検知出力保持時間2〜16秒です。電源は安定化された5.0V/200mA以上(注1) のものをお勧めします。
本キットの基板モジュールは完成品、検査済みですが、ケース、電源などは別売です。5VスイッチングACアダプター又は弊社三端子電源キットJPS-0161+5Vなどが使えます。電池は本器の消費電流が大きいので使えません。

    主な規格
  1. 電源電圧/電流:5.0V(推奨)/ 200mA以上、安定化されたもの(注1)
  2. 電磁リレー出力:1回路1接点、最大接点容量 1A/125VAC,2A/30VDC ,  
  3. 最大検知距離:3〜5m(注2)
  4. 検知保持時間:2秒,4秒,8秒,16秒(注3)

焦電赤外線センサー PIS-0321
使い方

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自動点滅器モジュール ILS-0319 組み立てた例です。5V電源に5VスイッチイングACアダプターを使っています。6.3Vの豆電球を点滅させる例です。

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6.3Vの豆電球を点滅させる例です。人の動きをキャッチして豆電球が点灯しています。ケース、電球、5VスイッチイングACアダプター(秋月電子で入手できます)などはキットに入っていません。

注1: 電源電圧の変動は、感度に影響します。感度とは、人の動きをキャッチする検知度です。5.0Vが推薦値です。電圧が下がれば感度があがりますが、4.5V以下になるとON/OFFを繰り返すようになります。5.0V以上になると感度が下がります。5.2Vが上限ですが、やむを得ず5.2V以上で動作させるときはR8の抵抗6.8Kから5.8Kに代えてください。ただし、最大電源電圧は5.5Vまでです。
注2: 最大検知距離は本器の設置の仕方によって変わります。フレネルレンズは正面に向いたとき最大感度になります。
注3: 保持時間とは、人の動きが検知されたのち、リレーがONに保持される時間です。2PのDIPスイッチ(SW1)で設定します。保持時間は最大16秒までですが、プログラムで変更もできます。

2PのDIPスイッチ(SW1)と検知保持時間

DIPスイッチ1 DIPスイッチ2 検知保持時間
ON ON 2秒
OFF ON 4秒
ON OFF 8秒
OFF OFF 16秒

マイクロスイッチ とマイコンを使い貴重品を守る
防犯用警報器(泥棒くん)モジュール 品番SSA-0318

防犯警報器(泥棒くん)モジュール SSA-0318
  概要
 

 本キットは、マイクロスイッチとマイクロチップ社、8ビットマイコンPIC16LF1826を使った防犯用警報器モジュール(泥棒くん)で、マイクロスイッチが作動すると警報が鳴りあなたを守ります。
 使い方は、マイクロスイッチを貴重品などの箱、引き出し、ドアー、窓、金庫などに設置して、本体のアラームをセットしておきます。この状態でマイクロスイッチがONからOFFになると警報が鳴ります。アラームのセット、リセット、アラームテストは小型のキーボードを使います。このキーボードは本体からの取り外しが可能なので、ちょうど鍵のような働きをします。
 マイクロスイッチのリード線は15mまで延長でき、本体からかなり離して設置できます。従って、泥棒くんは本体の存在に気づきません。マイクロスイッチのリード線が切断された時にもアラームがなります。
 本キットの基板モジュールは完成品、検査済みですが、ケース、電池などは別売です。電源は、単三電池2本(3V)と006P型積層電池(9V)です。2P電池ボックスと9V用電池スナップがキットに入っています。

防犯警報器(泥棒くん)モジュール SSA-0318
使い方

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    使い方手順
  1. 電池の接続:単三電池2本(3V)と006P型積層電池(9V)を用意します(別売)。電池ボックスの3PピンソケットをCN3に差し込みます。9V用電池スナップの赤リード線を9V電池プラス端子、黒リード線を9V電池マイナス端子に半田します。
  2. アラームのセット:内蔵マイクロスイッチレバーを指で押し付けONのまま、キーボードのセットボタン(SW1)を押します。緑のLED1が点灯し、約5秒後にアラームがセットされLEDは消灯します。
  3. アラームのテスト:内蔵マイクロスイッチレバーを指で押し付けたままの状態で、アラームテストボタン(SW2)を押します。約1秒間アラームが鳴ります(警報圧電スピーカー4Khz)。
  4. アラーム: 内蔵マイクロスイッチレバーから指を離すとアラームが鳴ります。
  5. アラームのOFF: キーボードのALARM OFFボタン(SW3又はSW4)を押します。アラームはリセットされますので、アラームをセットするには、2.3.を繰り返してください。
  6. キーボードの取り外し:アラームをセットした時点でキーボードの取り外しが可能です。アラームをOFFにするには、キーボードを再び差し込みアラームを切ります。
  7. 設置:外付けマイクロスイッチは通常押された状態(ON)に取り付けます。例えばモノが動いたり、ドアーが開いたり、引き出しが開いた状態のときアラームが鳴るようにします。マイクロスイッチの端子は常開(NO)と共通端子(COM)をつかいます。外付けマイクロスイッチのリード線の延長は、例えば平型電源コードなどを使って最大15mとします。
  8. 大音響ブザー:内蔵圧電スピーカーではアラーム音量が不足する場合は、大音響ブザーを外付けできます。必ず発振器内蔵型のものを利用してください。例えば大音響ブザー(PB47−Z337R)などが使えます。(組み立て例2を参照してください)
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防犯警報器(泥棒くん)モジュール SSA-0318 組み立て例1

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大音響ブザーを使った例2(大音響ブザーはキットには入っていません)